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寄与分は認められるか②(愛知県Tさん)

~弁護士北村明美(愛知)の相続ブログ~

(愛知県名古屋市S.Tさんより)

Q.私と妻子は、年老いた母親と同居して、母親の食事作りをしたり、病院へ連れて行ったりして、世話をしてきました。

母親は、年金から月5万円くれましたが、それ以外は1円もくれません。

母親が亡くなって、相続の話合いのとき、何も世話をしなかった弟や妹が、「今は平等だ。」と言い張り、私に多くくれようとはしません。

そんなことは、通るのでしょうか。

 

A.弟さんや妹さんの言うことは、理不尽ですよね。

しかし、民法は、昭和23年から兄弟を平等に扱っています。

ご兄弟が3人なのですね。お父さんは、もう亡くなっておられるのですね。

そうすると、法定相続分は、長男であっても3分の1です。

同居して世話をしたことが、寄与分にあたるかどうかですが、特別寄与分にはあたらないと、裁判官に判断されてしまうことがあります。

次のような審判例があります。

「同居している者としての親族の相互扶助の範囲を超えるものであるとはいえない上、これによって、被相続人が特別にその財産の減少を免れたことを認めるに足りる資料は見当たらない。そうすると、特別の寄与分があったとみることはできない。」(平成18年3月22日大阪家裁堺支部審判)

世話をしているなら、お元気なうちにぜひ遺言を作ってもらいましょう

 

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