北村法律事務所 
052-541-8111

父が生きている時に書いた相続放棄するという書面は、有効ですか(愛知県Oさん)

~弁護士北村明美(愛知・名古屋)の相続ブログ~

(愛知県名古屋市T.Oさんより)

Q.私は、自宅を建てる時、父から1300万円もらいました。

その時、父は、「相続放棄をするという書面にサインしておいてくれ」と言ったので、1300万円もらいたかったため、相続放棄をするという書面に、署名押印してしまいました。

父は、昨年の5月に亡くなりました。

10年前にやった相続放棄をするという書面は、有効になってしまい、私は1円ももらえないでしょうか。

遺産は、1億5600万円あるときいています。

 

A.相続放棄をするという書面は、無効です。

お父さんが生きている間に、相続放棄はできません。

遺言は、ありましたか?

ないんですね。

それだったら、配偶者が2分の1、子供2人がそれぞれ4分の1ずつということになります。

お兄さんも、2000万円の贈与を受けているのですね。

そうすると、遺産は、1億5600万円に、あなたに対する特別受益1300万円と、お兄さんに対する特別受益2000万円を持ち戻して加算し、観念上は、

1億5600万円

+  1300万円

+  2000万円

=1億8900万円

あなたの取り分は、1億8900万円×4分の1-1300万円=3425万円

となります。

お父さんが生きている時にした相続放棄は、無効になるので、きちんと自分の法定相続分を、請求しましょう。

 

相続などのご相談は、相続に強い弁護士名古屋市(愛知・岐阜・三重)の北村法律事務所 弁護士北村明美へ。

◆◆北村法律事務所◆◆

愛知県名古屋市西区幅下一丁目1番29号 名古屋堀川ビル3階

電話番号052-541-8111

北村法律事務所公式ホームページ→ kita-law.jp

ぜひ、ご連絡下さい。